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基礎知識耐荷重とは|体重だけで見ない。ベンチ・ラック・懸垂スタンドの数字の読み方
耐荷重は、メーカーが決めた「その器具にかけてよい重さの上限」です。体重の上限ではありません。リーディングエッジのベンチ LE-B80 なら 300kg。これはたいらにしたときの数字で、体重に、持つダンベルやバーベルの重さを足してくらべます。たとえば、体重 70kg の人が 60kg のバーベルを持てば、ベンチに乗るのは 130kg です。
数字は、1つの器具に1つとはかぎりません。同じメーカーのベンチ LE-B100R は、たいらで 300kg・上体起こしのときは 120kg。ハーフラック LE-HR100V は、バーベルを掛ける所が 200kg・受け止めるバーが 300kg と、部品ごとにちがいます。そして、数字の中におさまっていても、けがをしない約束にはなりません。
耐荷重の読み方は、3つ

- 体重だけで見ない。持つウエイトの重さも足して、くらべます
- 使い方で変わる。同じベンチでも、たいらで使うときと、上体起こしのときで、数字がちがう型があります
- 部品ごとにちがう。ラックは、掛ける所・受け止めるバー・懸垂のバーに、別々の数字があります
体重に、持つウエイトの重さを足す
ダンベルやバーベルを持って使うときは、その重さも入れて考えます。くらべるのは、「体重+ウエイト」です。
- 体重 70kg+ダンベル 20kg を2個 = 110kg
- 体重 70kg+バーベル 60kg = 130kg
- 体重 90kg+バーベル 100kg = 190kg
どれも、たとえばの計算です。300kg のベンチなら、はじめての人が家で使う重さで、数字が足りなくなる場面は多くありません。気にしたいのは、数字が体重に近い器具です。
その1つが、懸垂スタンドです。ぶら下がる人の体重が、そのままかかります。リーディングエッジの LE-CS200 は 120kg。おもりを身につけて使うなら、その重さも足します。体重 80kg の人が 10kg のおもりを付ければ、90kg です。
同じ器具でも、使い方と部品で数字が変わる

| 器具 | どこの・いつの数字か | 耐荷重 |
|---|---|---|
| ベンチ LE-B80 | たいらにしたとき | 300kg |
| ベンチ LE-B100R | たいらにしたとき | 300kg |
| ベンチ LE-B100R | 上体起こしのとき | 120kg |
| ハーフラック LE-HR100V | バーベルを掛ける所(バーベルラック) | 200kg |
| ハーフラック LE-HR100V | 受け止めるバー(セーフティバー) | 300kg |
| ハーフラック LE-HR100V | 上の懸垂バー(チンニングバー) | 200kg |
| ハーフラック LE-HR100V | ディップスと懸垂のアーム | 片手 100kg |
| 懸垂スタンド LE-CS200 | ハンドル・ディップスバー・プッシュアップバー | それぞれ 120kg |
LE-HR100V は、商品名に「耐荷重300kg」と入っています。ただ、300kg なのは、バーベルを受け止めるセーフティバーです。バーベルを掛けておく所は 200kg、懸垂のバーも 200kg。いちばん大きい数字だけを見ると、読みちがえます。
LE-B100R は、足をかけて上体起こしをするときだけ、120kg に下がります。たいらで使うときの 300kg の、半分より小さい数字です。自分の使い方のときの数字を、見てください。
メーカーで、言葉も決め方もちがう
「耐荷重」と書かないメーカーもあります。それぞれの言葉を、そのまま並べます。
| メーカー・型 | 書いてある言葉 | 数字 |
|---|---|---|
| リーディングエッジ LE-B80(ベンチ) | 耐荷重 | 300kg |
| BARWING BW-BLS06(懸垂スタンド) | 耐荷重 | 250kg |
| STEADY ST115(懸垂スタンド) | 耐荷重量 | 最大150kg |
| HORIZON HBN50(ベンチ) | 最大使用者重量/最大トレーニング重量 | 120kg/約160kg |
| HORIZON HPR70(パワーラック) | 最大使用者重量 | 120kg |
| アルインコ AFR2026(ランニングマシン) | 使用制限体重 | 100kg まで |
表は、横に動かせます。
「使用者重量」「使用制限体重」は、使う人の体重の上限です。HORIZON のベンチ HBN50 は、体重の上限(120kg)と、トレーニングで扱う重さの上限(約160kg)を、別々に決めています。ランニングマシンは、乗る人の体重だけを見ればよい器具なので、表のアルインコ AFR2026 も、体重の上限で書かれています。
耐荷重の数字が、製品ページに出ていない型もあります。そのときは、取扱説明書を見るか、メーカーに聞いてみてください。数字と、その条件まで出している型から選ぶのも、1つの手です。
メーカーをまたいで、数字の大きさだけをくらべるのは、おすすめしません。どうやって決めた数字かが、同じとはかぎらないからです。決め方まで出している例が、リーディングエッジのベンチです。たいらにしたベンチのまん中に、板をはさんで 750kg の力を3分かけ、こわれたり変形したりしないことを、国内の第三者機関で確かめてあります。300kg は、その 750kg を 2.5 で割った数字です。
数字の中でも、けがをしない約束にはならない
耐荷重は、器具がこわれないかを確かめた数字です。使う人がけがをしないことまでは、約束していません。数字とは別に、してはいけないことがあります。

- 勢いよく乗らない。ベンチは、飛び乗る・上に立つ、が禁止です。ラックと懸垂スタンドは、飛び乗る・激しくゆらす・もたれかかる、が禁止です
- ウエイトを落とさない。ラックでは、数cm の高さからでも、バーベルが落ちると、器具がこわれたり、けがをしたりするおそれがあります
- 片側だけに重さを掛けない。ラックには、左右に同じ重さを掛けます。重さを掛けたまま、置きっぱなしにしません
- 使う前に、毎回、ボルトやノブのゆるみを見る。おかしい所があれば、使いません
- 重いウエイトを、ひとりで扱わない。ベンチで 50kg を超える重さを扱うときは、安全のための器具を使うか、助けに入れる人をつけます
リーディングエッジのベンチの検査は、板をはさんで、静かに力をかけ続けたものです。勢いをつけて乗ったり、物を落としたりすれば、止まっているときの重さより大きな力がかかります。だから、数字の中でも、こうした使い方はしないでください。
器具は、使ううちにいたみます。耐用年数のめやすは、リーディングエッジのベンチで 約3年、ハーフラックと懸垂スタンドで 約2年。過ぎても使えますが、使う前の点検が、より大事になります。
もう1つ、床です。器具そのものの重さに、体重と、ウエイトの重さが乗ります。約18kg のベンチに、体重 70kg の人が 60kg のバーベルを持って乗れば、床にかかるのは 約148kg。置く場所の床が、その重さに耐えられるかを確かめておきます。心配なときは、専門の業者に調べてもらうと安心です。床や建物によっては、置けないこともあるので、置く前に確かめてください。
器具が届いたら、組み立てと使い方だけは説明書のとおりに。数字に余裕があっても、重さは無理なく扱える所から始めるのが近道です。持病がある人や薬を飲んでいる人は、始める前にお医者さんに一度聞いておくと安心です。
買う前に、数字をこう見る
- 自分の体重に、使うつもりのウエイトの重さを足す
- 自分の使い方のときの数字と、くらべる(たいら・上体起こし/掛ける所・受け止めるバー)
- 言葉を見る。「使用者」「体重」と付いていたら、体重の上限
- 条件と、決め方まで出ているかを見る。リーディングエッジのように、取扱説明書を買う前に読めるメーカーもあります
- 置く場所の床を、確かめる
耐荷重と、その条件まで、はっきり出ている器具を、4つ置いておきます。たいらで 300kg のベンチ LE-B80、上体起こしのときは 120kg になる LE-B100R、部品ごとに数字のあるハーフラック LE-HR100V、120kg の懸垂スタンド LE-CS200 です。
リーディングエッジ
マルチポジションベンチ LE-B80
18,800円税込・公式ストアの表示価格(2026年10月14日時点)。ブラックの値段です。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
リーディングエッジ
アジャスタブルベンチ LE-B100R
32,990円税込・公式ストアの表示価格(2026年10月14日時点)。ブラウンの値段です(色で変わります)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
リーディングエッジ
ハーフラック LE-HR100V
40,900円税込・公式ストアの表示価格(2026年10月14日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
リーディングエッジ
チンニングスタンド LE-CS200
12,990円税込・公式ストアの表示価格(2026年10月14日時点)。この日の公式ストアは、予約の受付中でした(11月上旬ごろ入荷の予定)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
リーディングエッジ LE-B80|6畳に置いた大きさと、ほかの3つとのちがい